裕香と龍一 アメリカ編
Text by パタリロ
 PART−3

 何時間くらい寝ていたのであろうか、部屋は真っ暗になってしまっている。
 健司がベットに入る時にはまだ陽が昇っていてカーテンの外は明るかった筈である。
 今の部屋の暗さからすると相当の時間、健司は眠っていた事になる。
 静まり返った部屋に、何処からであろう室内時計の音だけが「カチカチ」と微かに響いている。
 健司は枕元に置いた自分の腕時計を掴みライトの点灯ボタンを押す。
 ライトの光に浮かび上がった時計の針は【9:30】を指していた、健司がベットに入ってから5時間位が経過している。
 熟睡していた為か身体の疲れはだいぶ和らいだ様である。

  ベットから抜け出し、パジャマ代わりのスウェット上下の格好で部屋を後にする健司、健司は階段を降りてリビングへと向かう
 リビングの方からはテレビが点いているのであろう、賑やかな英語の会話が聞こえてくる。
 ドアノブを手にした健司がゆっくりとドアを開けると、ソファーでテレビを見ながらくつろぐ裕香の姿があった。
 裕香の長い足はソファーに座っている為に『く』の字に曲がり、その膝の高さが一際目立っている。
 健司が眠る前にソファーに座っている時、健司の足には裕香の様な足の遊びが全く無く、やっとの事で足がカーペットに
 着いているのが精一杯であった、改めて裕香の足の長さを再確認させられた健司であった。

 テレビを見つめ無邪気に笑う姿はとてもあどけない表情で、裕香が小学生である事をほんの少しだけ窺わさせるが
 ソファーに座っているにも関わらず身長203cmの身体のその存在感、そして胸元を大きく盛り上げる裕香の胸や身体の
 ボリュームが、裕香が小学生だという事を完全に否定してしまっている様でもある。

 健司が裕香の大人とも子供とも取れる様な不思議な魅力を合わせ持つ美しい顔に見とれていると
 健司の視線に気ずいた裕香が

 「あ、ちびちゃん、起きたんだね、どう少しは疲れとれた・・・」

 裕香の自分を呼ぶ「ちびちゃん」という声に小学生であるはずの裕香と大人である自分の全く逆転してしまっている
 ポジションを再認識させられる健司である、そんな健司は
 
 「は、はい、もう大丈夫です・・・」

 大人である筈の健司の口からは小学生の裕香に対して、自然と敬語が使われている。
 日本にいた頃はそうでは無かった筈であるが、今日健司がアメリカに着いて裕香と接するうちに自然とそうなっていった。

 裕香もその事には触れる事も無く、それが当たり前の様な顔をして聞いている。

 裕香が

 「ちびちゃん、お腹すいたでしょ夕食はまたデリバリーでさー、お鮨にしたんだー、1度ね、ちびちゃんの事ベットまで
  見に行ったんだけど、ぐっすり寝てたからさー、起こすの可愛そうだったから裕香一人で食べちゃったけど
  ちびちゃんの分ちゃんと冷蔵庫に入ってるからね、持って来て此処で食べなよ・・・あ、裕香が持って来てあげるね」
 

 そう言うと裕香はソファーから立ち上がる、裕香の体重で深く深く沈んでいたソファーがゆっくりと元の形へと戻っていく
 キッチンから戻った裕香がソファーの前のガラスのテーブルに鮨の入ったパックを置くと、その横にオレンジジュース
 とビールの缶を置く。

 「ちびちゃん、ビールでもオレンジジュースでも好きな方飲みなよ・・・ほら、ぼーっとしてないで、ここにおいで・・・
  どう言えば日本でさー、ちびちゃん事をホテルで抱いてた時、冷蔵庫にビールとかあったけど何時もちびちゃん
  ジュースばっかり飲んでたよね・・・もしかして、ちびちゃんってお酒飲めないの・・・」

 「ちょっとだけ・・・ほんのちょっとだけ飲みます・・・」

 「ふーん・・・やっぱ、ちびちゃん・・・身体がちっちゃいからねー・・・裕香はさー、小学生だけど
  ビールだったら全然酔わないんだよ・・・でもねー、裕香、あんまりお酒は好きじゃないけどね・・・
  あのね、裕香見たいなスポーツやってる人間はね、ビールを少し飲んだ方が身体の筋肉を柔らかく
  するから良いんだって・・・ドクターがね・・・裕香は小学生だけど身体も大きいしアルコールも直ぐに分解出来る
  体質だから、身体の為に飲んだ方が良いって言うんだー・・・可笑しいよね、小学生にそんな事言うなんてさー
  まーでもさー、パーティーなんかに誘われるとどうしても少しは飲まなきゃいけないんだけどねー・・・
  ちびちゃん、ビール飲めば・・・でも無理して飲む事ないよ・・・こんなちっちゃい身体なんだもんね・・・
  あ、ほらー、ぼーっとしてないで・・・早くここおいでよ・・・」

 裕香はソファーへ座りながら自分の横に座る様に再び健司に即す。

 ビールは遠慮する事にした健司、そんな 健司は裕香の頼んでくれた鮨の半分を食べるのがやっとの事であった
 結局残った鮨を裕香が食べる事になった。
 裕香は健司が相変わらず小食である事に、昼間ピザを食べた時同様呆れていた。

 健司がオレンジジュースを飲み始め、二人はは健司の息子であり裕香の同級生であった涼の話し等をした。
 しかしそんな会話も長くは続く事はなかった、シーンとした空気が流れるリビング、裕香がガラステーブルの上から
 テレビのリモコンを手にする、電源をONにし幾つかのチャンネルを廻したが裕香の好みの番組は見当たらない様であった。

 裕香がリモコンの下の方のボタンを押すと暫くのあいだ画面が真っ暗になった、数秒で明るくなるとそこには健司でも知っている
 ごく最近日本の劇場で公開されていた話題の映画が映し出された、どうやら裕香は地上波から衛星放送に切り替えた様である。
 裕香は暫く画面を見入っていたが再びリモコンを動かした。

 そして、その画面が二人の前に現れた。

  テレビ画面にはなんと白人の男性と女性の全裸の姿が映し出されている、ここはアメリカである男の股間に存在する物も
 女性のそれも、全てが隠される事無く映し出されてしまっている。

 最初、健司は唖然とその画面を見ていたが恥ずかしさが込み上げて来てしまい、次第に俯きかげんになって行く
 しかし裕香の方はなんの躊躇いも無い様で、あたり前の様に画面を見つめている。
 画面を直視出来ずにいる健司に裕香が

 「ほら、ちびちゃん、見てみなよ・・・大人の癖になに恥かしがってるの、ほら・・・」

 裕香に即され健司が少しずつ顔を上げて行く。

 カットが変わり白人男性が女性に近ずく姿が映し出される、その白人男性の股間には激しく男を主張する物が存在する。
 それを見ている健司は堪らなく恥ずかしかった、その男性の物はとても大きく大袈裟でなく健司の物の数倍
 それくらいに表現しても可笑しくない程の大きさの物であった。
 
 金髪をロングにしている女性は男に背を向けソファーに手を着き、ボリュームのある尻を男の方に突き出している
 男は女の尻を掴むとゆっくりと自分の物を女性へと挿入していくのである、そして男の大きな物は全てあっさりと
 女性の中に収まってしまったのである。
 画面の中で女性は激しい声をあげる。

 大人であるにいも関わらず小学生の裕香に本当の意味での童貞を奪われた健司、そんなウブな健司はレンタルビデオショップに
 出かけても子供に間違われる事が恥ずかしくてエッチなビデオを借りた経験すらない、そんな健司がアメリカの男女の
 この様な映像を見るのも初めてに等しく、今自分の目の前であれだけ大きな男の物がいとも簡単に女性の中に
 収まってしまったという事実に驚きすら覚える。

 男の腰がゆっくりとグラインドを始める、女性もそれに答えるかの様に腰をくねらせて行く。
 テレビ画面で白人の男性と女性が激しく身体を動かしている、その映像を見ていた裕香が

 「ねえ、ちびちゃん、ちょっと立って見て」 先程までの裕香とは違い少し声のトーンが上がっている。
 
 裕香に即され何が起こるのか不安ではあったが、健司がソファーから立ち上がると少し遅れて裕香も一緒に立ち上がる。
 裕香の顔が高く高く上がって行く、健司の視線が遥か高く裕香を見上げる。

 「ちっちゃすぎるかなー・・・」  健司を見下ろしながら独り言の様に呟く裕香。

 裕香のすらりと伸びたボリュームのある長い足に比べ、自分の足の短さとそのボリュームの差に健司は恥かしさを隠す
 事が出来ない。
 裕香の「ゆさゆさ」と揺れる大きな胸を見ない様にと視線を下に向ける健司。

 すると裕香が

 「裕香とちびちゃんが、ああいう風にするとさー・・・どうなるかなー」

 裕香が健司に背を向けソファーの肘掛に両手を乗せる様に腰を曲げて柔らかい体を前へ倒す。
 すると健司の胸の前に裕香のボリュームのある形の良い尻が現れる。
 裕香の体からすると決して大き過ぎない形の良い尻、しかしそれは華奢な健司の尻の倍以上はあるとても
 ボリュームのある物である。
 その光景をただただ見つめる事しか出来ない健司、身長203cmの裕香の身体、裕香が腰を曲げていても
 その存在感は変わらずに健司を圧倒する。

 今、健司の目線の直ぐ下にそんな裕香の存在感のある尻が位置している、ブラックジーンズの後ろポケットが
 ぴっちりと張り付いてしまっていて、そこには薄い紙の一枚も入らないであろうと思わせる程の張りのある尻である。

 そんな裕香の尻を目の前にして健司は戸惑う、そして自分の身体に徐々に徐々に振るえが走って行く事を感じる。

 裕香が腰を曲げた体勢で少し無理な姿勢の中、後ろを振り向き健司の顔を見つめながら

 「やっぱり無理だよね、ちびちゃんの身体のこんな所に裕香のお尻が来ちゃうんだよね、ほら裕香の此処ちびちゃんの胸の高さ
  より高いよー」

 裕香は健司にお尻を向けた体制のままソファーの肘掛についていた右手だけを離し、その大きな手の平で自分のジーパンの
 お尻の割れ目の辺りをさすりながら

 「こうしてるとちびちゃんの可愛いおちんちんは裕香の膝の裏位の高さしかないんだもんね、全然裕香には届かないね
  ちびちゃんが幾ら一生懸命に背伸びしても、絶対に裕香の此処には届かないねー、身長の差が有りすぎるんだねー
  足の長さもこんなに違うんだもんねー、無理ないかー、でもほらテレビの男の人みたいにさー、裕香のお尻掴んでみてよ
  ほらー、ちびちゃん、はやくー」

 裕香は「掴んで」等と健司に言うが、裕香のボリュームのある尻を健司の手が掴む事など出来るはずが無い。
 健司が堪らない恥ずかしさの中、自分の胸の高さと同じ高さにある裕香のジーパンの後ろポケットの辺りに
 それぞれの手を乗せると健司の小さな手の平は裕香のボリュームのある尻の上に、ちょこんと乗っかる程度の
 そんな存在感しかない。

 裕香の右手が健司の小さな尻に宛がわれ健司の股間を自分の身体へと近ずけ様とする、しかしやはり裕香の言う様に健司の
 股間は裕香の膝の裏よりちょっとだけ高い位置にしか届いていない、健司の尻を押し健司の股間を更に自分に近ずけ様とする裕香が
 苦笑しながら・・・

 「やっぱ無理か、ちびちゃんと裕香じゃ身体の大きさが違い過ぎるんだよね、小学生の裕香と大人のちびちゃんなのに
  ほんと不思議な位身体の大きさが違いすぎるんだね・・・裕香は小学生なのに大きすぎて、ちびちゃんは裕香のパパでも
  可笑しくない位の歳の大人なのに、ちっちゃすぎるんだもんね・・・」

 しかし暫く裕香はその体勢のままで健司の尻を手の平で撫でていた、自分と健司の身体の大きさの違いを楽しんでいる
 かの様にも思えた。

 しかし、突然裕香が何か思いついたかの様な大きな声で

 「そうだちびちゃん、ソファーの上に乗って立って見て、そうしたら高さが丁度いいよきっと、ほら早くー」

 裕香に即されるまま、恥かしいながらも健司がソファーに登ると、腰を曲げたまま後ろを向く裕香が肘掛に着いていた手を
 ガラステーブルの上へと移動させそれと共に身体の位置をずらす、裕香はガラステーブルに両手を着き腰を曲げた体勢のままで
 ソファーの上に立つ健司にお尻を向けている。

 「わー、これでもまだちびちゃんのここ裕香の此処に届かないんだね、ちびちゃんちっちゃ過ぎだよ、でもさー
  こうして裕香が少しお尻を下げてあげると・・・」

 裕香は膝を曲げ、自分の尻の高さを下げる。

 「ほら、これなら丁度いいよ・・・裕香がこうして足を曲げて此処を低くしてあげると、ちびちゃんの可愛いおちんちん
  と裕香の此処の高さが合うね・・・」

 裕香は屈んでいる体制で右手をガラステーブルから離し、再びジーパン越しにお尻の縫い目辺りを健司に見せ付ける様に
 摩って見せる。
 裕香の言うとうり、健司の股間の高さと裕香の大きな尻の高さが同じになっている。

 裕香が、

 「ほら、ちびちゃん、さっきみたいに裕香のお尻に手を乗っけてごらん」

 裕香と健司がそうしている間中も、テレビからは絶え間なく女性の喘ぎ声が聞こえてくる、そして画面の中で
 男性は必死に腰を動かしている。
 テレビから流れる女性の声と裕香と自分の現在置かれている姿に、健司は堪らない物が込み上げてしまっている。

 裕香が声のトーンを下げ、健司をからかう様に振り向きながら見つめ・・・

 「ちびちゃん、私達も本当にやってみる、こうやってちびちゃんがソファーに乗ってさー、裕香がお尻の高さを加減して
  低くしてあげれば出来そうじゃない・・・裕香とちびちゃんでもさー、テレビと同じ様なエッチ・・・」

 勿論、今二人は服を着たままの姿である、健司をからかう様にあっけらかんと微笑みさえ浮かべながら裕香は言う。
 そんな裕香に対し健司は顔を真っ赤にして恥ずかしさを絶えている。

 ソファーの上に立った状態の健司のスウェットごしの股間には、ピッタリと裕香のジーンズの尻の割れ目の縫い目が
 密着している、二人の接している部分の対照的な肉体の差に健司はなすすべなくそこを見つめ立ちつくす
 健司には、ただただそうしている事しか出来ないのである。
 健司の心の中では裕香の尻の辺りに比べ自分の股間の辺りがなんとも貧弱である、そして小学生である裕香に対して、
 大人であり裕香の父親でも可笑しくない位年上の自分がソファーに乗り立っていても、裕香の大事な部分と対等な位置に
 届く事が出来ず裕香に尻の位置まで加減して下げてもらっているのである・・・「屈辱」とは違った不思議な気持ちが
 健司の心の中を駆け巡る。
 圧倒的な肉体の差、そんな事は判りきっている筈の健司ではあるが今のこの現状を見ているとやはり物凄い恥ずかしさが
 湧き上がって来てしまう。

 裕香は自分の尻で健司の股間を弾く様に腰を動かす、そして

 「ほら・・・ちびちゃん・・・テレビの男の人みたいに真似だけでいいから腰を動かしてみなよ・・・
  ねー、真似だけだからさー、はやくー」

 しかし、今の健司にそのような事は出来る筈もなく・・・出来る事と言ったら顔や耳を赤くする事しかない。

 「ちびちゃん・・・なに恥ずかしがってんの・・・もうー・・・しょうがないなー・・・これぐらいでー・・・ほら、おいで」

 裕香の「おいで」とは腰を動かせという意味であるが、健司はやはり身体を硬直させている。

 裕香は健司の股間に自分の尻を更に近ずけると、自分の尻を健司の股間へ擦りつける様にゆっくりと廻し始めてしまった。
 その腰廻しはとても慣れている様で、とてもスムーズな物であった。
 裕香の健司を振り返り見つめている顔の表情が次第に変わって行く、裕香の顔からは先程迄とは違い笑みが消えている。
 とても小学生とは思えない大人びた表情に変化を遂げてしまった様である。
 ロングの黒髪が裕香の越し回しに合わせるかのように揺れている。
 自分には見えない所で裕香の大きく柔らかい胸も、その動きに合わせ揺れているのであろう、健司はそれを想像しただけで
 堪らなくなってしまう。

 「ほら・・・ちびちゃん・・・ねー、恥ずかしがってないで、ちびちゃんも腰を動かしてごらんよ・・・ほーら・・・
  こうしてあげるとさー、ちびちゃんのちっちゃいおちんちんでも気持ちいでしょー・・・
  ほら、もうちびちゃんのちっちゃいのが立っちゃってるじゃない・・・」

 健司の小さい物がスウェット越しに立っている事が裕香も判っている様である。
 スウェットの中で、健司の股間の小さな物は既に限界まで反応してしまっている。

 「ほら・・・ちびちゃん・・・おいでよ・・・」 
 
 裕香は腰を回転させ健司の股間に自分の尻を擦りつけながら、とても大人びた声で呟く。

 裕香のその堪らなく低い声、大人びた表情、そして自分の小さな物を弄ぶ裕香の尻の感触
 それらの要素が重ね合わさった瞬間、健司の「小さな物」ではなく健司の「心」が先に限界に達してしまった様だ
 健司の身体は小刻みな震えが絶え間なく続くそして次の瞬間、健司は遂にソファーへと尻餅でも着く様にへたり込んでしまった。

 「ゆ、裕香さんー・・・」 たよりない声で健司が呟く。

 突然の事に驚いた裕香がガラステーブルに着いていた手を離し、立ち上がって健司の方へと振り返る。

 「あ、あれ、ちびちゃん、どうしたの・・・ねえ・・・どうしちゃったの・・・」

 「ご、ごめんなさい、裕香さん・・・もう・・・もう・・・堪らなくなっちゃって・・ぼ・ぼく・・・」

 「え、あー、ごめんねちびちゃん、こんなちっちゃな身体なのに裕香こんな事しちゃって、無理だったのかなー
  ちびちゃん子供みたいな身体なんだもんね、やっぱ裕香とちびちゃんじゃあこういう事したらいけないのかなー
  身体の大きさもエッチの経験も全然違いすぎるんだよねー、ごめんねちびちゃん、もうこんな事やめようね・・・」

 ソファーに座り込む健司が裕香を見上げ

 「ち、違います、裕香さん・・・す、凄い気持ちよくって、気持ちよすぎて、それで、それで、我慢出来なくなっちゃって
  それで・・・それでこんな風になっちゃって・・・ゆ、裕香さん・・・お願いです・・・だ、抱いて下さい・・・
  僕の事、抱いて下さい・・・お願いします・・・お願いです・・・裕香さん・・・」

 健司はソファーの上に尻餅を着いた様な体勢のままで、立ち上がり遥かに健司を見下ろしている裕香の太股に縋りつきながら
 懸命に言葉を口にする、健司は何時もと違い多少言葉を途切らせながらも、声のトーンを高くしながら一気に喋った
 しかしやはり瞳にはうっすらと涙を滲ませている。

 大人である健司が小学生である自分に対し、別荘に着いた時と同様に自分の片方の太股に必死にしがみ付き
 「抱いて下さい」と懇願している、裕香の太股にしがみ付く健司の細い腕の感覚が裕香には堪らなく心地良いものでもあった。
 自分の太股にしがみ付き、自分を見上げ涙を浮かべる健司なんて可愛いのだろう裕香はそう思った。
 そして今直ぐにでも小さく軽い健司の身体を抱き上げベットへ連れて行き抱いてしまいたい
 そんな風に思った裕香であったがその思いをグッと堪える事にした。

 「そうなんだ−、ちびちゃん気持ち良すぎてこんな風になちゃったの・・・ふーん、可愛い身体の子って
  こんな風になっちゃうんだー、裕香ビックリしちゃったよ、ちびちゃん急に倒れちゃうんだもん・・・でもさー
  ちびちゃん今日は重い荷物持って来たし、それに時差ボケだってあるのにねー、ごめんね裕香こんな事しちゃってさー」

 裕香はソファーに腰を下ろす。
 少し離れている位置に座り込む健司に向かい

 「ちびちゃん、ほら、此処においで・・・」

 自分の隣に座る様に即す。
 健司はゆっくりと裕香の方に身体を移動させ裕香の身体にぴったりと自分の身体を寄せる。
 自分が大人である事など今の健司の頭の中には無い、小学生である裕香に対して甘えている様なそんな姿勢も
 すんなりと取る事ができてしまう程である。
 
 そんな健司を見下ろしながら裕香が 
 
 「ちびちゃん、今日はほんと疲れたでしょ、もう寝ようか・・・」

 今の状況が堪らなく嬉しい健司は、慌てた様に

 「だ、大丈夫です・・・まだ大丈夫・・です・・・」

 「ほんと、ちびちゃん・・・ほんとに大丈夫なの・・・」

 健司は裕香の顔を見上げ大きく頷いた、しかしそれっきり裕香は口を閉ざした。

 裕香が無言のまま優しく健司の肩を抱く、暫く二人はその体制のままで白人の男性と女性の身体の交わる映像を見つめ続ける。
 画面に集中しながらも裕香は時折健司の肩を抱いている方の手を動かし、手の平で健司の華奢な胸や顎を
 摩ったり摘んだりする事を繰り返した。
 裕香に身体を弄ばれながら、健司は裕香の身体から漂う裕香の良い香りに包まれている自分が堪らなく幸せに思えた。

 20分位そうしていただろうか、ぼーっと画面を見ていた健司がふと気ずくと画面はエンドロールへと変わっていた。
 作品が終了した様である。

 裕香がリモコンでテレビの電源をOFFにすると

 「さー、ベイビー、ベットで楽しもうか・・・」

 男口調を真似する様な声で裕香が健司を見下ろし、微笑みながら呟く。

 健司は先程のテレビ画面の中での白人の男女の光景を思い出す、ソファーでの絡みのあと男性は今裕香の話した言葉と
 同じような言葉を女性に浴びせ、女性を荒々しく肩に担ぎベットまで連れていったのである、健司にも男性の言葉は
 微かに理解できた。

 そんなテレビの中の男性の言葉を裕香は真似ているのである。

 もう一度裕香が

 「ベイビー、ベットで楽しもう・・・可愛がってあげるよ」 笑みを絶やさず、再び男口調で裕香が話す。

 裕香は突然立ち上がる、そんな裕香を健司は遥かに見上げる裕香が健司に向かって屈み込んだその時、健司は頭の中で
 「まさか・・・」そう思った、しかし裕香はその「まさか」を実行したのであった。

 裕香は健司のウエストの辺りに長い長い右腕を絡ませる、健司の視線が一瞬ぐるぐると廻る、ほんの数秒の出来事であった
 裕香は健司を軽々と肩に担ぎ上げてしまったのである、健司の腹は裕香の肩の上に乗せられている裕香は健司の両方の
 太股に右手を移動させ廻している、健司の顔は逆さまになり裕香の背中にぴったりと接している。

 「ゆ、裕香さん・・・そ、そんな・・・」

 「へへー、テレビ見てたでしょテレビの中では男の人が女の人を肩に担いでたけど、ちびちゃんがどう頑張ったって
  裕香の身体をこんな風に出来る訳ないもんね、裕香はちびちゃんの事こうやって軽々と担げるからね・・・でもさー
  何回も言うけどさー、ちびちゃん軽すぎるよー、ほんと裕香余裕だよ・・・さー、ちびちゃん・・・じゃなかった
  ベイビー、ベットで楽しもうか・・・今日は抱く事は出来ないけど可愛がってあげるよ、ベイビー・・・」

 最後だけ裕香は半分笑った様な感じで男口調で話すと歩き出した。

 健司を担いだままでリビングを出る時に電気を消した裕香は、キッチンに寄り冷蔵庫のドアを開けると空いている方の手で
 ビールの缶を2本掴むと  
 「今日は裕香・・・ビール飲もかなー・・・」

 健司を軽々と担いだままで、裕香は独り言の様に呟く。

 冷蔵庫の扉を閉めキッチンを後にする、そして階段も健司を担いだままで楽々と上って行く
 しかし背中にある健司の身体や顔を建物にぶつけない様に、気を使いながら歩いている事は担がれている健司にも判る。

 裕香は部屋のドアを開けると、頭をぶつけない様に屈みながら部屋へと入って行く。

 「ベイビー・・・ベットに着いたよ・・・ちょっとだけ可愛がってあげるからね、裕香本気にならない様に気をつけなきゃねー」

 そう言うと裕香は健司を肩から優しくベットの上へ下ろしてやる。
 健司の頭にはだいぶ血が上ってしまっているのか、クラクラする視線は定まる事が無い。
 
 裕香が裕香自身のバックパックから何かを取り出して何やら着替えている事は判るが、未だに眼が廻った様な状態から
 抜け出せないでいる健司である。

 頭に昇っていた血が次第に引いて行くのであろう、ぼーっとした状態から正常な状態に徐々に徐々に戻って行く健司
 そんな健司をベットサイドで立ち、見下ろしている裕香がいる。

  健司はそこに先程迄の裕香とは全く違った裕香を見る事になる。
 もちろん裕香は裕香である、しかし今ベットに横たわる健司をベットサイドで立ったままで遥か高くから
 見下ろしている裕香、その裕香の服装が今までの裕香の持つ雰囲気やスタイルといった物と全く違っているのである。

 裕香は今、上下ピンク色のパジャマ姿である、しかしそのパジャマは完全に少女が着る様なデザインで
 可愛らしいフリルが所々に散りばめられており花柄が主体となったデザインの物である、そして極めつけは
 裕香の胸元に子熊のプリントがされているのである、勿論203cmの身長の裕香の身体にはピッタリと
 フィットしているが子供用のデザインのパジャマには変わりがない。
 子供用のデザインのパジャマを着ている裕香ではあるが、子熊のプリントを大きく盛り上げる裕香の胸は
 そのプリントをだいぶ歪ましてしまっている。 
 裕香の胸は裕香が少しだけ身体を動かすと、子熊のプリントは「ゆさゆさ」と柔らかそうに揺れてしまうのである。
 裕香はブラジャーを着けていない様で、厚い生地のパジャマであるにも関わらず裕香の乳首はくっきりとその形を
 浮き出させてしまっている。

 また裕香のボリュームのある太股は、可愛らしいピンクのパジャマをはちきれんばかりの状態にしてしまっていて
 余裕が全くないのかピンクの生地にはシワの1つも確認する事が出来ないでいる。
 健司はそのとても不思議でいてアンバランスな光景に目を見張った。
 裕香は先程までの大人びた表情とは違い、何処となく小学生の少女の様な表情に健司の目からは見えている。
 そんな裕香が、ベットサイドで身体をくるりと回転させ

 「どう、ちびちゃん、このパジャマ可愛いでしょー・・・裕香の1番のお気に入りなんだ・・・」

 そう、このパジャマは裕香が父親におねだりして買ってもらっている物である。
 もちろん、子供用のデザインである為に市販の物では203cmの身長の裕香に合うサイズは存在しない。
 裕香の身体の成長に合わせ父親が特別にアメリカの店で仕立てさせている物である。
 しかし裕香の着ているそのパジャマはこれで5枚目である、すべて同じデザインの物であるが裕香の身体の成長と共に
 直ぐに小さくなってしまうのである、日本でもこのパジャマと同じ物を着ながら兄であり恋人である龍一を
 抱いて寝ていたが、現在裕香が身にまとっているものは1ヶ月前に裕香の元へ届いた新しい物である。
 日本で最後に着ていた物はすっかり小さくなってしまい、着る事が出来なくなってしまった為である。
 しかし日本で龍一を抱きながら寝ていたパジャマは、小さく着れなくなった今でも宝物の様に裕香は大事にしまってある。

 ぼーっと裕香に見とれている健司、普通の大人の肉体など遥かに凌駕してしまっている裕香の身体、そんな裕香が
 子供用のデザインの可愛らしいパジャマを着ている、その余りにもアンバランスな姿を見ているだけで健司の股間の物が
 激しく反応してしまっている。

 「どう、ちびちゃん・・・これ似合ってる・・・」

 「は、はい・・・似合ってます・・・裕香さん・・・」

 「ほんとー、裕香みたいな大きな身体には可笑しくなーい・・・裕香203cmも身長があるのにこんなの着ちゃって
  変じゃないかなー・・・」

 「いえ、ほ、ほんとに似合ってます」

 「ありがとう・・・ねえ、ちびちゃん、もうちょっと向こうに行ってくれないと、裕香の身体大きいから
  裕香ちびちゃんの横に寝れないよ・・・」

 「あ、す、すいません・・・」

 健司は身体をベットサイドへと移動させる。

 裕香は健司が開けたスペースに身体を横たえる事無く健司を見下ろしながら。

 「ありがとう、ちびちゃん・・・ねえ、ちびちゃん疲れてるのにさー、悪いんだけど、裕香、お願いがあるんだけどさー
  聞いてくれる・・・」

 「あ、は、はい・・・」 戸惑いながら返事をする健司

 「あのさー、裕香さー、今日のお昼ね、ちょっとトレーニング張り切り過ぎちゃってさー、身体のあっちこっちが疲れててね
  いつもならトレーナーやコーチにマッサージしてもらえるんだけど今日は此処へ来ちゃってるでしょ・・・
  だからさー、ちびちゃんがさー、もしまだ元気が残ってたら裕香の身体マッサージして欲しいんだー
  裕香さー、ちびちゃん見たいなちっちゃい子にマッサージして貰うの大好きだしさー、お願い聞いてくれる・・・どう・・・」

 裕香は日本にいる時、龍一に時々マッサージを頼んでいた小さな身体の龍一が一生懸命に大きな自分の身体を必死になって
 マッサージする姿がなんとも可愛らしく思えていたのである。

 健司は照れくさそうに

 「あ、は、はい・・・」

 「ほんと、いいの、ありがとう、ちびちゃん・・・」 裕香は嬉しそうに優しく微笑む。

 ベットサイドで立ち尽くしていた裕香がいきなり行きよいよく、そして激しくアメリカ独特のクッションの効いた
 ベットへと倒れ込む、その衝撃で健司の軽い体は大袈裟でなくベットの上で30cm程も高く跳ねてしまった。
 ビックリしている健司に裕香が、からかう様に笑いながら

 「ごめんね、ちびちゃん、驚いた・・・、ちびちゃん軽いから、凄い飛んじゃったね・・・」

 うつ伏せのままで顔を乗せる様に顎の下で腕を組み健司を見つめている裕香の大きな胸が、ベットと身体でサンドイッチ状態
 になっていて、はみ出している部分がパジャマごしにとてもエッチに潰れてしまっている。
 健司は慌ててそこから視線を逸らすが裕香はそれを見逃さなかった。

 「あーあ、ちびちゃん、裕香の胸がそんな良いのー、大丈夫、後で裕香の大きな胸で抱きながら眠ってあげるからさー  
  安心しなよ、エッチな・ち・び・ちゃん・・・それにさー、明日はいっぱい裕香の写真を撮っていいよ、あのパソコンに裕香の
  写真入れて持って帰りたいんでしょ、ちびちゃんもっとエッチな裕香の写真だっていっぱい撮らせてあげるよ
  勿論ちびちゃんの好きな裕香の胸の写真もね・・・こんなちっちゃくて可愛い体の癖にエッチなんだからー・・・」

 小学生の裕香に大人である自分が、心の中を完全に見透かされてしまっている。

 「さー、ちびちゃん、じゃあさー、裕香のお尻に乗ってみてよ・・・」

 「え、で、でも・・・」

 「大丈夫だよ、ちびちゃんみたいなちっちゃい子が乗っても裕香全然重くないって・・・ほら・・・おいで裕香のお尻に・・・
  おいでよ・・・ほら・・・」

 裕香はうつ伏せのままで後ろを振り返り、自分の尻を見つめそこへ座る様に健司に促す。

 「ほら、おいで・・・ちびちゃん・・・」

 健司は身体を起こすと裕香のその言葉に素直に従う、スウェットを履いた健司の足が裕香の身体を跨ぐ
 少しずつ尻を下げていく健司、健司の尻が裕香の尻に接する、裕香のボリュームのあるお尻そこに遠慮しながらも
 座ってしまった健司、未だに体重の半分は自分の足に掛けている健司、健司は裕香の尻に座るとその高さに驚く
 まるで椅子に座っている様なそんな感じさえする健司である。
 しかし裕香のお尻は椅子とは違い、とても心地よい柔らかさである事に健司は堪らなくなる。
 裕香の尻が自分の尻と違ってとてもボリュームのある事を改めて実感する健司である。

 裕香が

 「ほら、ちびちゃん、ちゃんと座って・・・大丈夫だよ・・・」
 
 そう言われるのと同時に健司は自分の全体重を裕香の尻に預けていた。

 「わー、軽いねー、ちびちゃん、それにさー、こうしてるとちびちゃんのお尻の小ささが良く判るね
  裕香のお尻の半分も無いんじゃないのー、でもさー、言っとくけど裕香のお尻が大きすぎるって訳じゃ
  無いからね、裕香のお尻は身体にちやんと合ってるんだからー、センターのみんなも裕香のお尻は格好いいって
  言うんだからね、ちびちゃんがさー、大人の癖にちっちゃ過ぎるんだからね」

 自分の尻は決して大きすぎる訳では無いと言う事を笑いながらアピールする裕香。

 健司はスウェットごしにでも裕香の尻のぬくもりが、はっきりと伝わってくる事にとてつもない心地よさを感じている。

 裕香の尻に座り上から裕香の背中を見下ろしている健司、二人には身長差があるので当たり前の事ではあるが
 裕香には空港に着いてからずっと見下ろされ続けて来た、この様な格好ではあるが今日始めて自分は裕香を見下ろしている。
 しかし今、自分の前に広がる裕香の背中の広さに、そしてその肩幅に健司は裕香との肉体の差を存分に思い知らされているのでる。
 
 なんて広い背中なんだろう、日本にいる時健司は裕香に時々ではあるが抱かれていた、しかし裕香の背中とこうして
 対峙するのは初めての事である。

 裕香が健司の顔を見る事無く、布団の上で組んでいる腕に顎を乗せたままで
 「ちびちゃん、人の身体をマッサージした事ある・・・」

 「い、いえ、ありません・・・」

 「んー、じゃあさー、裕香の言うとうりやってみて・・・まずさー、背骨に沿ってさー、指で押してみてよ・・・」

 「は、はい・・・」

 健司は、裕香に言った様に人の身体などマッサージをした経験はない、そんな健司ではあったがテレビの番組等で
 時よりその様な場面を見る事はある、健司は手の平を開き小さなその親指で裕香の背中の真ん中辺りから背骨に沿って
 押し始めた、健司の親指は裕香の背中の固い感触に抵抗を受ける、裕香の胸のあの柔らかさとは違い裕香の背中は
 水泳やバスケそしてジムトレーニングで鍛え上げられている為であろうか、とても硬く健司の身体には存在する事のない
 筋肉で覆われている様である、健司が日本で全裸である裕香の背中を見た時、見た目には筋肉の存在は確認する事は
 出来なかった、むしろ柔らかそうな身体に見えた程である。
 しかしこうしてじかに触れてみると裕香の身体がいかに鍛えられていて凄いのかが確認できるのであった。

 繰り返し繰り返し一生懸命に裕香の背中に指を押し付ける健司に、裕香が

 「ちびちゃん、もうちょっと力入れてくれない・・・これ位の力じゃ裕香ぜんぜん気持ちよくないんだけどなー・・・」

 「す、すいません・・・」

 健司は親指の先に全体重を乗せる様に力を込める、指先に力を入れた瞬間は裕香の尻から自分の尻が離れる程に力を乗せる。

 しかし裕香が

 「うーん、まだちょっと物足りないけど、これがちびちゃんの精一杯の力なんだろうね・・・」

 それから5分程だろうか必死に健司はそれを繰り返した、そんな健司の額からは汗が噴出し始める・・・
 うつ伏せになりながら裕香が振り返り健司の顔を見て

 「あ、そんな汗かいちゃって、ちびちゃんありがとう、ごめんねこんなに汗をかかせちゃって、じゃあさー
  力入れなくていいからさー、裕香の背中全体をさー、両方の手で摩ってくれる、でももし疲れてたらいいからね」

 「い、いえ、大丈夫です・・・」

 直ぐに健司は両手で裕香の大きな背中を摩り始める、裕香は健司の小さな手の感触に正直に言葉を出す

 「ちびちゃん、気持ちいいよ、凄く裕香、気持ちいいよ・・・」

  健司は正直嬉しかった、裕香にそう言われる事が堪らなく嬉しかった、それと同時に健司自身も堪らない快感を
 味わっていた、裕香の大きな背中のその感触が両方の手から身体の中へと伝わってくる様である。
 つい先程も同じ事を思ったが、なんて大きく広い背中なのであろう小学生の裕香の背中がこれ程大きく広いなんて
 その凄さに再び健司は堪らなくなる・・・そしてこんな願望を抱く・・・

 【この背中に自分の身体を預けてみたい、この広い背中に自分の華奢な胸を重ね合わせてみたい、それが出来たら
  どんなに気持ちいい事だろう・・・】

 健司はそう思っていた、しかし臆病な健司にはそんな事が出来る筈もない。

 「ちびちゃん、もっとさー、こっちも摩ってよー」

 裕香は頬を乗せる様に顔の下で重ね合わせていた手を解くと、自分の脇辺りを軽くタッチして再び手を
 顔の下に滑り込ませその上に頬を預ける。

 裕香の要求した場所、そこはうつ伏せ状態の為に大きな胸が潰れていて柔らかそうな胸の一部が
 両サイドにはみ出してしまっている場所であった。

 健司もそのはみ出している裕香の胸を先程から眺め続けてはいた、しかし裕香の背中を摩っているだけでも顔を赤らめているのが
 現状でその部分を自分の手で触る事など考えられもしなかったのである。

 「ちびちゃん、ほら・・・どうしたの・・・」

 裕香が再び即す。

 健司の手の平が裕香のウエスト辺りからはみ出した胸の辺りまで上がって行く、健司の手に裕香の柔らかい胸の感触が
 伝わると裕香が

 「そうそう、気持ちいよー、ちびちゃん・・・ほら、もっと摩って・・・そこはもうちょっと力入れてくれるかなー」

 裕香のその言葉は、「感じている」という様な物ではなく単純に気持ちがいい、というだけの物である。

 しかし健司の方は違っていた、自分が裕香の身体を摩っている筈なのに裕香の柔らかい胸の感触に酔い
 そして自分の男が更に反応してしまっているのである。

 そんな健司の事を見透かしたかの様に裕香が

 「どう、ちびちゃん、裕香の胸柔らかいでしょ・・・それともさー、こんな格好じゃなくて仰向けになった方がいいかなー
  それの方が裕香の胸マッサージしやすいもんね、そうしようかー・・・裕香の胸、直接上からマッサージしてくれる・・・」

 健司をからかう様に裕香が言葉をかける、しかし今、裕香は仰向けになる気持ちは無いようである。

 恥ずかしくてしょうがない健司は無言で手を動かし続けるだけである。

 「ありがとう、ちびちゃん、裕香気持ちよかったよ、ちびちゃんおいでよ・・・ほら・・・」

 裕香に「おいで」と言われた健司、何処にどうすればいいのか健司は戸惑うばかりである。

 「ほら、おいで・・・裕香の背中にそのまま寝てごらん・・・ちびちゃん・・・おいで・・・」

 裕香の言う意味が理解出来た健司、そしてそれは先程自分が想い焦がれた事と一致した事なのである。
 健司の心臓が激しく鼓動を叩く、健司は裕香の大きな背中を改めて見つめると健司の華奢な上半身が徐々に徐々に
 裕香の背中に近ずいて行く、そして健司の薄っぺらい胸が幅の広い裕香の背中へと密着した。
 健司の頬にパジャマごしであるにも関わらず裕香の背中の温かさが伝わり、そして裕香の背中の大きさを
 改めて自分の身体で感じとる事となった。

 裕香の背中の堪らない感触に恥かしさも忘れ自然と健司の口が開く・・・

 「あー、ゆう、ゆうかさーん・・・温かい・・・」

 裕香が

 「なに、どうしたのちびちゃん、全然重くないから大丈夫だよ、ちびちゃんの身体、ほんとちっちゃいねー・・・」

 裕香の背中の感触に堪らない物が込み上げてしまっている健司が小さくか細い声で

 「ゆう、裕香さん・・・あのー・・・」

 「なに・・・どうしたの・・・ちびちゃん・・・」

 意を決したかの様に健司が

 「あ、あのー、だ、抱いて下さい・・・お願い・・・お願いします・・・抱いて下さい・・・僕の事・・・」

 「ちびちゃん、今日は駄目だよ、さっきも言ったでしょ、ちびちゃん疲れてるんだからさー・・・
  こんな時に裕香がちびちゃん抱いたら、ちびちゃんだってどうなるか判るでしょ・・・まださー
  明日も明後日もあるんだから、ね、ゆっくり抱いてあげるからさー、可愛がってあげるから・・・ね、今日はさー
  なんか裕香ちょっと意地悪な事いっぱいしちゃったみたいで、ごめんねちびちゃん、さあ、今度は裕香がちびちゃんの身体
  マッサージしてあげるよ」
  
 「え、あ、あのー」  健司は申し訳無さそうに小さく呟く
 
 「なあに、ちびちゃん・・・」 大人が子供にでも囁く様な優しい声で裕香が話す。

 「も、もう少し・・・もう少し・・・」 恥ずかしくてなかなか言いだぜない健司
 
 健司の言いたい事を理解した裕香が

 「え、あー、もう少しこうしていたいの、ちびちゃん・・・そうなの・・・このままがいいの・・・」

 「は、はい・・・」

 「いいよ、判ったよ、じゃあ、もう少しだけこうしていてあげるよ、裕香もちっちゃい子が背中に乗ってるのって
  なんか初めての事だけど、気持ち良いからさー・・・どうちびちゃん、裕香の背中、温かい」

 「は、はい、あ、温かいです・・・」

 「裕香の背中大きいでしょー・・・」

 「は、はい、とっても・・・大きいです・・・」

 悪戯っぽく裕香が

 「じゃあ明日はさー、二人共裸の時にこうしてちびちゃんの事、裕香の背中に乗っけてあげるからね・・・
  ちびちゃん軽いから全然平気だよ裕香・・・でもさー、こうしてるとちびちゃんの可愛い顔を良くみれないね・・・」

 健司は、返事すら出来ないでいる。

 裕香は背中に健司を乗せたままで、暫くその体勢でいてやる事にした。
 裕香自身も小さな健司の身体を自分の背中の上に寝かせている今の状況が心地よい、そんな風に感じていた。
 龍一がアメリカに来た時にはこうして龍一を背中に寝かせて見様、そうも思った。

 それから10分程、裕香はその体制のままで健司を背中に乗せてやっていた。
 裕香は自分の背中の上に横たわる健司の身体の小ささを、その感触で感じている。
 健司はまったく裕香の背中の上で動く事はなかった、ただ黙って裕香の背中の感触を自分の胸や頬で感じていた。
 裕香の大きな背中のその温もりに徐々に徐々に健司に睡魔が襲い始めている、すーっと深い眠りに落ちてしまいそうに
 なった瞬間、裕香の身体がやさしくそっと寝がいりをうつ様に回転した。
 健司が

 「あ、すいません・・・」

 「あ、あれ、ちびちゃん起こしちゃった、ごめんね、もうちびちゃん寝てるのかなーって思ってさー、裕香・・・」

 健司の身体は裕香の背中からベットへと滑る様に落ちた、裕香の身体の横に並ぶ様にして健司の身体が横たわる。
 健司は仰向けの状態である、健司の顔の位置は裕香の脇の下と同じ位置にある。
 裕香が仰向けになった身体を横にして右肘をたて手の平に自分の頭を乗せる、肘ずきの体制である。
 その体勢で健司の顔を見下ろす裕香、大人が子供に対して添い寝してやる様なそんな裕香の姿勢である。

 裕香が
 
 「さー、ちびちゃん、今度は裕香がマッサージしてあげるからね、気持ち良かったら途中で寝ちゃっていいからね・・・」

  裕香は自分の太股に乗せていた左手を健司の胸の辺りに乗せる、すると

 「ちびちゃん、スウェット脱いでごらん・・・ほら・・・その方が気持ち良いからさー・・・でも
  Tシャツまで脱いで裸になっちゃうと、裕香またちびちゃんの可愛い身体に悪い事したくなっちゃうから
  Tシャツは脱がなくて良いからね・・・」

 健司のスウェットの下の方を裕香が掴む、健司も横になったままでスウェットを脱ぐ体勢を造る。
 スウェットを脱いだ健司の上半身はTシャツ一枚になった。

 再び裕香の手の平が健司の胸の辺りに乗る、裕香の手の平はとても大きく健司の胸の大部分が隠れてしまうと言っても
 大袈裟ではない程である。

 裕香の手の平が静かに動き出す、やさしく摩る様に廻しながら健司の身体を左手の平で撫でてやる。
 Tシャツ1枚になった事もあり健司の胸には裕香の手の平の感触がはっきりと伝わってくる
 最初くすぐったかったその感触が次第に気持ちいい物へと変わるのに大して時間は掛らなかった。

 健司は目を閉じていた、気持ち良さもその一因ではあるが肘ずきの体制で自分を優しく見下ろしている裕香の顔をじっと
 見ている事ができないというのが大きな原因でもある。
 暫くそうしていた裕香が、手を動かし続けながら・・・

 「ちびちゃん、気持ちいい・・・」

 「は、はい・・・」 素直に口からでる健司の言葉

 「そう、よかった・・・じゃあ、今度はうつ伏せになってごらん・・・」

 健司は素直に身体をうつ伏せにした、裕香が手の平を健司の背中に乗せる。

 「可愛いねー、やっぱしっちゃいね、ちびちゃんの背中も・・・ほーら・・・」

 それから5分程、裕香は健司の背中を摩っていた健司には再び睡魔が襲って来ている、しかし健司は必死にその
 睡魔と闘っているのである、今のこの堪らない気持ち良さを長く長く感じていたい、その為の戦いである。

 裕香の手が健司の履いているスウェットの中へと入って行く、健司のパンツの下にまで滑り込んだ裕香の手、そこには
 健司の小さな尻がある裕香はその小さな尻を手の平で摩りだした。

 「ちっちゃいね、お尻も・・・可愛いー、こんなちっちゃいお尻なんだね・・・明日が楽しみだなー・・・」

 裕香の『明日が楽しみ』という言葉はどういう意味なのだろう、しかし今の健司にはそんな事を考えていられる程の
 余裕は無かった、裕香に弄ばれている自分の尻の堪らない感触に健司は無言でいる。

 大きな裕香の手が健司の尻を優しく掴んだり、揉んだりと健司の小さな尻の感触を楽しんでいる様である。

 突然、健司の尻から裕香の手の感触が消える、裕香が健司のスウェットから手を抜いてしまった様である。
 健司が裕香を振り返ろうと顔を動そうとした時、健司の視界が薄暗くなる、なにが起こったのか健司には
 判らない、すると健司の背中に重い物が圧し掛かって来た、なんだろう、まさか・・・

 そのまさかであった。

 「ちびちゃん、さっきちびちゃんが裕香の背中で寝たでしょ、裕香がそうするとさー、って言うか無理なのは判ってるけど
  そんな格好するとさー、ほら、こんななっちゃうよ・・・」

 健司の背中に柔らかい感触が広がっいる、今健司の背中に乗っている物それは紛れもない裕香の大きな胸である。
 裕香は健司の身体の上に覆い被さる様な姿勢を取っている。
 健司の頭の両横に裕香が肘を着いている、裕香は健司の身体に自分の体重の全てを掛けない様に両肘と
 健司からは見る事の出来ない膝で自分の体重を支えている。
 その為に健司の背中に乗る裕香の柔らかい胸も軽く圧し掛かっている程度の重さである。

 健司の足の両サイドに裕香は膝を着き健司に自分の体重をかけない様に気を使う、そんな裕香が

 「裕香がちびちゃんの上にほんとに乗っちゃったら、ちびちゃん重くて大変だもんね・・・でも、もうちょっとだけね」

 裕香は自分の胸を更に健司の背中へと押し付ける、その柔らかい感触、そして温もりに健司は心地よさを覚えると共に
 健司の背中に乗る裕香の胸の重さに驚きを隠せないでいる。

 「ちびちゃん、このままで仰向けになってごらん・・・ほら・・・」

 健司は、身体を震わせながらもゆっくりと仰向けになって行く、裕香の胸が背中にこすれ腕にもその感触が伝わる
 健司が裕香の身体の下で完全に仰向けになると健司の胸に裕香の胸が重なり潰れているのが判る、お互いの胸の幅が
 違い過ぎる為に、健司の胸は裕香の胸に完全に包まれる格好になってしまっている。
 再び裕香の胸の重さを実感する健司、しかし裕香は華奢な健司の身体を気ずかい自分の両膝そして両肘で重さを
 加減してくれているのである。
 
 「ほら、裕香の胸、柔らかいでしょ・・・日本でちびちゃん抱いてた頃よりまた大きくなったんだからー・・・」

 健司の顎にまで裕香の柔らかい胸が接している、その堪らない快感に健司は酔いしれる。

 「裕香さん・・・き、きもち・・・あー・・・もう・・・」

 身体の大きさの違いの為、横になってお互いの胸が接している状態ではやはり顔の位置にズレが生じている
 健司のおでこの直ぐ上に裕香の顎がある、健司は首を曲げ上を見るように裕香の顔を見ながら

 「裕香さん・・・あー・・・」

 裕香も自分の顎を首につける様に首を曲げて健司の顔を覗き込み

 「可愛いよ・・・ちびちゃんの顔・・・ちびちゃん裕香の胸、重くない、大丈夫・・・」

 すると裕香が自分の身体を移動させる、裕香の顔が健司の顔と重なる位置に下りてくる。
 健司の胸に圧し掛かっていた裕香の胸が下の方へと移動する。
 健司の顔をじっと見つめる裕香、健司は恥ずかしさのあまり視線を外そうとするが裕香が

 「駄目、ほら・・・こっち見て・・・ほんとはさー、もっと裕香の胸でちびちゃんの可愛い身体を可愛がってあげたいけどさー
  ちびちゃんのTシャツも脱がしちゃってさー、裕香の柔らかい胸で可愛がってあげたいんだけど、我慢我慢・・・
  今日はこれ位にしとくからね、また明日、ね・・・」

 裕香の唇が健司の唇へと降ろされる、裕香は今日一番の激しさで健司の唇を貪るように吸いそして弄ぶ
 裕香のボリュームのある舌が健司の口の中で暴れ廻る、裕香は健司の両耳の横に肘を着き健司の頭を抱え込む様な
 格好で健司の唇に攻撃を加え続ける、その間も裕香の胸が健司の身体に重く圧し掛かる。

 ほんの少し裕香の唇が健司の唇を離れる、そして裕香が

 「ほら、ちびちゃんも、キスしてよ・・・さあ、おいで・・・」

 裕香の攻撃になす統べなく唇を奪われ続ける健司に裕香が要求する。
 健司は必死に裕香の舌に自分の舌を絡ませようとするが、お互いの肉体同様、舌のボリュームでも裕香に
 全く適わないのである。
 ボリュームの差もあるが、お互いの経験の差もそうさせる一因である、大人である健司ではあるが
 小学生の裕香によって始めて大人のキスを教えられたと言っても過言ではない、一方の裕香は小学生ではあるが
 アメリカの成人男性とも様々な経験をしていると本人が言って憚らない位なのである。
 大人と小学生ではあるが裕香と健司の逆転してしまっているその経験の差は歴然である。
 
 健司は尚も必死に裕香の舌に自分の舌を絡めようと挑むが、裕香の舌が健司の口内で暴れ続けている。

 「もうーちびちゃん・・・しょうがないなー・・・はやくー、おいで」

 唇を離した裕香、言葉を終えると再び健司の唇に自分の唇を重ね合わせる、しかし今度は今までとは違っていた
 裕香は健司の舌に攻撃を加える事無く健司の舌を自分の口内へと導き入れた、健司は必死に裕香の口内で裕香の舌に
 自分の舌を絡み合わせる、裕香は静かに健司の舌の攻撃を受け止め加減している。
 健司のキスは慣れていないせいもありとてもぎこちないものである、しかし裕香にとってはとても可愛く思える
 そんなキスであった、必死に舌を動かす健司に対してキスしている最中にも関わらず裕香の顔には余裕の笑みさえ
 浮かんでいる。

 裕香が唇を離し健司の顔を見つめ右手で健司の髪の毛を弄りながら、優しい笑みを浮かべる

 「ほんと可愛いよ、ちびちゃん、でもさー、ちびちゃん、もっとキスの練習しないと駄目だよ・・・エッチだけじゃなくて  
  明日からたっぷりキスのお勉強も裕香が優しく教えてあげるからね・・・判った・・・ちびちゃん」

 「は、はい・・・」

 裕香は健司の身体を覆っていた自分の身体をベットへと横たえ健司の身体を開放してやる。
 大きな身体の裕香が行きよいよくベットに寝転ぶと、クッションの利いたベットは大きく揺れる。

 裕香は健司の頭の直ぐ上にある枕を掴み

 「ちびちゃんは枕いらないよね」  

 裕香が健司用の枕を足元へ放り投げる。
 そして、今まで枕のあった位置に自分の長い腕を伸ばすように置くと

 「ほら、ちびちゃん、おいで、裕香が枕の替わりしてあげるから・・・裕香の腕枕の方が良いよね・・・」

 裕香は健司に自分の腕に頭を乗せるよう即す。
 健司は身体を動かし裕香の腕に頭を乗せる、なぜだかどちらも当たり前の様な自然な動きである。
 健司の首筋に裕香の腕の感触が広がる。
 裕香は優しく健司の頭を腕で包み込む様にすると自分の顎の下へと健司の頭を引寄せる。
 すっぽりと裕香の顎の下へと納まった健司の頭、健司の顔には裕香の柔らかい胸の感触が心地よく伝わってくる。

 どれだけ健司は日本で裕香にこうしてもらう事を夢見ていたか・・・しかし今、それが現実となっている。
 裕香に包まれこうしていられる事がなによりも嬉しい健司である。

 裕香が健司の顔を少しだけ自分の顎の下から動かす

 「さあ、おやすみのキスしよう・・・ちび・・・」

 健司がアメリカにやって来てたった1日で裕香の健司を呼ぶ呼び方が「ちびぱぱ」から「ちびちゃん」へと変わった
 それは裕香から理由付けをされての事であった、小さな身体の健司に対し大きな身体の裕香が「パパ」と呼ぶその響きが
 アメリカ人にも判ってしまうとの理由である。
 健司には何だか可笑しな理由付の様にも思えたが、勿論素直にしたがったのである。
 しかし裕香は健司と二人っきりになった時でも健司を「ちびちゃん」と呼ぶ事を
 辞めようとはしなかった、健司も裕香に遥か高くから見下ろされながらそう呼ばれる事が次第にとても快感に感じられて
 行くのを心の中で感じていた。
 そして今、健司は自分を呼ぶ裕香の「ちび」という一言が益々その喜びを増幅させる事になって行く事を感じている
 勿論その事に対する悔しいとか情けないいう様な気持ちは全く感じられる事はない。

 「裕香さん・・・」

 「なーに、ちびちゃん・・・」

 再び健司の事を【ちびちゃん】そう呼ぶ裕香、健司の心とは裏腹に裕香にとってはどうでも良い様な事なのであろう。
 
 裕香の唇が健司の唇へ重なり5秒程の軽い口ずけが行われた。
 裕香は再び健司の頭を自分の顎の下に抱く、既に健司からは裕香の顔を見る事が出来ない。

 裕香がベットランプを消したのであろう、部屋が真っ暗になるのが裕香に包まれている健司にも確認できた。

 裕香が自分達の身体に薄い掛け布団をかける。

 暗闇の中、裕香が

 「ほら、ちび、裕香が抱きしめてあげてるんだから、ちびも裕香の身体・・・抱きしめてよ・・・」

 布団の下で健司の右腕が裕香の胸の下辺りウエストより上位の所へ巻き付く、裕香のボリュームのある身体
 健司は必死にそこへしがみ付く、しかし裕香には健司の力が不満であるのか・・・

 「ちび、もっと力入れて抱きしめてよ・・・裕香抱きしめられてるって感じしないよ・・・」

 「す、すいません、裕香さん・・・」

 「え、謝らなくていいよ・・・大人の癖に直ぐあやまるんだからー、もー、よーし、ちびの事、苛めちゃおう・・・」

 裕香は足を大きく折りたたむと、健司の華奢な身体の上に乗せてしまう、すると丁度裕香の太股が健司の身体の上に圧し掛かる
 状態になる、健司のウエスト以上の太さもある裕香の太股が健司の身体に重く圧し掛かる。

 「ほら、重いでしょー、裕香の太股ってちびちゃんのウエストよりも太いんだもんね・・・、ちびちゃんのウエスト
  ほんと細すぎだよ・・・さっきちびちゃんが寝てる時にちびちゃんのジーパン見してもらったけど・・・
  ほんとビックリひちゃったよ・・・」

 健司にとってそれはとても重く感じられた、しかし自分のウエスト以上の太さの裕香の太股の感触が堪らなく気持ちいい為か
 その重さを不思議と我慢出来たのである。

 裕香は健司の身体に乗せた太股で、健司の身体を優しく摩るようにしてやる。
 
 「あ、裕香さんー・・・」

 「どう、ちびちゃん、裕香の太股、気持ちいいー・・・」

 「あー、は、はい、気持ちいいです・・・」

 「ほら、ちびちゃん、もっと、もっと抱きしめて・・・ほら・・・そうしないと明日はさー、パジャマなんて着ないで
  こうして裕香の太股でちびちゃんの可愛い身体もっと苛めちゃうよー・・・」

 もちろん裕香のその言葉はとてもやさしい口調で、健司をからかう程度の言葉である・
 
 健司は必死に裕香に抱きつく右腕の力を加えるが限界であった。

 それを察した裕香

 「もういいよ、ちびちゃん・・・これでも一生懸命裕香の事を抱きしめてくれてるんだね・・・ありがとう・・・」

 健司の頭の上に裕香が軽くキスをするのが健司には判った。
 それが本当に健司にとっては嬉しい事であった。

 「明日はさー、ほんとに抱いてあげるからね・・・可愛がってあげるね・・・でもね、さっきさー
  リビングのソファーで裕香ね考えてたんだー、それでね、裕香もちびちゃんの身体で気持ちいい事が出来る様な事を
  思いついちゃったんだー、別にちびちゃんの事を乱暴するとか痛いことするとかじゃあないから心配する事ないよ
  ただちょっと疲れさせちゃうかなー、でもやさしくしてあげるからね、ちびちゃんばかりじゃなくて裕香だって
  少しは気持ちよくなりたいからねー、あー、明日から楽しみだなー、抱けるんだね・・・チビの事・・・
  裕香、可愛い身体の子を抱くの久しぶりだから、なんかワクワクしてきちゃう、楽しみだなー・・・おやすみ・・・
  ちび・・・」

 小学生である裕香のその言葉を裕香に包まれながら聞いている健司、裕香のその言葉はとても小学生の女の子の
 言葉とは思えないものであった。
 裕香は、大人であり自分の父親程も年上の健司に対し、その言葉を当たり前の様にさらりと口にした。 

 裕香は、健司の身体から自分の太股を降ろそうとはしなかった、無言で更に優しくその太股で健司の身体を摩り続けた。 

 健司は堪らない心地よさの中、とうとう睡魔との戦いに敗れ深い眠りの中へと落ちていった。
 
 しかし、健司が眠ってしまってからも裕香の太股での行為は続いた、健司を抱いたままでいる裕香
 裕香の空いている左手が自分の履いているパジャマの中へ入って行く、パンティーの上から裕香は自分の股間を
 摩り始める・・・しかし同時に裕香は太股で健司の華奢な身体の感触を楽しんでいる・・・

 「ちび・・・可愛いー・・・はやく・・・ちびを・・・裕香の方がもう我慢出来なくなっちゃう・・・ちび・・・抱きたい・・・」

 裕香のその行為は、それから暫くの間、続いていた・・・
 
 
                     続く・・・






 

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