まわしを締める資格なし!2 #6
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相撲部主将の山崎先輩とのお相撲勝負!

女に負けるわけにはいかない、なーんて
エラそうなこと言ってたくせして、
あたしのぶちかまし一発で土俵の外まで
ふっとんじゃった。
山崎先輩、あたしより全然ちっちゃくて
力もなさそうだから、
これでもずいぶん手加減してあげたんだけどナー。

あーあ、尻モチついちゃって、みっともないったら
ないわね。

これでわかったでしょ。
あなたみたいなちびっこ、ぜーんぜん
お呼びじゃないんだから、
さっさとしっぽまいてどっかいっちゃいなさいよ。
弱いちびっこなんか見てるだけでいらいらするからさ

「まあまあ、山崎くんだって女の子相手の
お相撲なんて初めてだから、
実力の半分も出せなかったんじゃない?
特にゆりかちゃんみたいな可愛い女の子
相手だからドキドキしちゃったのよ。」

「ふーん。山崎先輩、あたしが女の子だから
油断しちゃったんだ?」

「山崎くんがいくら小さくても、男の子だし
なんたって相撲部主将なんだから、
まともに取組んだら、
お相撲はじめたばっかりの
新体操部の1年生の女の子に負けるわけ
ないわよ。ねえ山崎くん
もう一回取ったら、こんなに惨めに負けちゃう
なんてことないわよね。
ね、ゆりかちゃん、山崎くんにチャンスを
与えてあげて。」

「まあいずみ先輩がそうゆうなら〜」
「じゃあ、きまりね!さ山崎くん、さっさと
立って。今度はせめていい勝負してね!」

 

「あなた、ほんとにバカよね〜。
あんなミエミエの挑発にのっちゃって。
引っ込みつかなくなっちゃったのは
わかるけどさあ。
あなたみたいなちびっこが百回やったって
あたしに勝てるわけないじゃん。
さっさと逃げ出せばもう痛い目みなくてすんだのに。」

「確かに君は強いだろう。それは認めるよ。
でも相手がいくら強いからって、女の子相手に
逃げ出すわけにはいかないよ。
俺にだって男の意地があるんだ。」


「男のイジ?あなたマジでゆってるのお?
つまんない意地とかプライドとかのせいで
大ケガして後悔したってしらないよお。
ほんっと男ってバカよねえ〜。
せっかくあなたのために言ってやってんのに。
まあいいわ。
身の程をいやっていうほど思い知らせてあげる。
そのちっちゃいみじめなカラダにね。
さあ性根すえてかかってらっしゃい!」

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